アメコミや短篇コミックも扱いを増やしていきたいアイテムです。とはいえ、巻数少なめで棚を圧迫しなくて、古びない内容で、人に勧めやすくて、などと考え出すとなかなか難しくて、あんまり増えておりません。
そんな中、店主が大好きな松本大洋の比較的新しい作品が入荷しました。
ルーヴル美術館に住み込んだ猫達の物語。実際にルーブル美術館で取材して執筆したそうで、美術館のスタッフたちの日常にも触れつつ、上質なファンタジーが繰り広げられていきます。
本作は、昨年アメリカの漫画賞であるアイズナー賞も受賞。ちなみに「鉄コン筋クリート」に続き二回目だとか。
個人的な松本大洋のベストはベテランボクサーを描いた「ZERO」なのですが、あちらは大分癖が強く、それに比べると「ルーブルの猫」年齢問わずお勧めできる作品になっていますよ。