先日生田耕作の蔵書印のはずだという篆刻印のついたペーパーバックを買取しました。写真右のリラダン「残酷物語」の英語版です。持ち主も私も篆字は読めず、ぱっと見は「生田」も「耕作」も含まれていなそうな文字列です。ダメもとでネットで調べてみることに。

写真を撮ったら篆字画像検索システム(https://seal.dhii.jp/image/)で一字ずつ似た印を探していきます。最初の結果が下の写真の中央青い文字。まだ意味が通らないので、このまま打ち込んでGoogleさんにお伺いを立てます。

途中結果をポストしたXのリプライなどもあり、結果赤文字で修正した内容であろうと判明。生田耕作の私家出版レーベルのサバト館(神戸)の蔵書ということで、生田耕作の蔵書印が全てこれかはわかりませんが、蔵書の一部であったことは正しそう、という結果になりました。

AIによる画像検索とSNSによる集合知(というと大げさですが)のおかげで、ものの数時間で解読できてしまうのですから、まったく便利な世の中になったもんです。

ちなみに神戸が巨神に見えてしまい、巨大なヤギ頭の邪神(悪魔)の前でサバトを繰り広げるイメージが・・・こっちの方がカッコイイ・・・ダメか。