わたしはその昔虚数やら複素数がでてきたあたりでどうも数学が嫌いになりました。理系なんですけどね。

そんな虚数の概念を発見し3次方程式の解法を世に知らしめたことで有名なジェロラモ・カルダノの評伝です。賭け事好きが高じて、系統的に確率論を論じた著作もあり、世間的にはあまり顧みられてないものの、確率論の発祥の一人とこの本ではみなしています。

本業の医者としても数々の業績あり。ルネサンス期の学者は皆さん多彩です。

「カルダノの生涯」オイステイン・オア/安藤洋美訳