近未来アラブを舞台にしたサイバーパンクSF「重力が衰えるとき」は、ハードボイルド風味をある傑作ですが、その第2弾がこの「太陽の炎」です。第3弾「電脳砂漠」ともども、アラブの犯罪都市ブーダイーンでのマリードの活躍が描かれます。

作者のジョージ・アレック・エフィンジャーは32歳の若さで逝去してしまい、残念ながら続きをもう読むことはかなわなくなってしまいました。

第一作「重力が衰えるとき」もお勧めです。最近(といっても結構前ですが)再販もされたので、他の2作よりは入手しやすいはず。