イギリス領だったジャマイカから本国への船旅、子供たち、海賊の出現と、道具立てこそ児童書風ですが、パイレーツ・オヴ・カリビアンとは全然違うところに連れていかれてしまいます。内容はどう考えても大人向けでしょう。

ゴールディングの「蠅の王」のごとく、残酷に見える子供たちを通して人間とは何かを問いかける一冊です。