スペインのノーベル賞作家カミロ・ホセ・セラが60年代に新聞に連載した短篇を集めた一冊です。タイトルに「サッカーと~」とある通り、基本サッカーを寓意した作品がイレブン宜しく11篇。
と、なればサッカーファンオススメ!と書きたいところなのですが、これが大変ハイレベルな寓話集。時代が古いのを脇に置いても、アレゴリーが過ぎてどの作品も言わんとしているところがふんわりとしかわかりません。
これを楽しく読める人が真のサッカー通に違いない。店主も精進しなくては・・・もしくは誰か解説して・・・
「サッカーと11の寓話」カミロ・ホセ・セラ/野谷文昭・星野智幸訳