1912年インド生まれのJames S. Freemantleは、彼の妻への愛情の表現として、聖書の「詩篇」の写本を30年かけて作りました。聖書の題材や彼の住まいの周囲の風景、美しい鳥や花々がちりばめられ、頁の間から彼の妻への愛情がにじみ出ています。
上野の国立西洋美術館でも装飾写本の展覧会が開催中ですが、あちらの精緻な写本とはまた違った、素朴で温かみのある一冊となっています。
”The Psalms of David”
with illuminations by James S. Freemantle