農薬の広域散布による環境への影響を訴えたレイチェル・カーソンの「沈黙の春」。その後の環境問題に大きな影響を与えただけでなく、邦訳タイトルのもじりも大量に生みました。Wikipedia曰く初訳時のタイトルは「生と死の妙薬-自然均衡の破壊者〈科学薬品〉」だったとか。沈黙の春では何の本だかわからないと思ったんでしょうね。

記載内容はその後の研究で否定されたものもあるとはいえ、わかりやすい言葉で危険性を訴えた本書は、今なお読む価値のある一冊だと思います。