アーサー・C・クラークの「幼年期の終り」は、文庫だけでもハヤカワ版、創元推理SF版、光文社古典新訳文庫版の3種類がある人気の作品。ですが、実はハードカバーでじっくり読もうとすると選択肢があまりありません。

世界SF全集第15巻はそんな少ない選択肢の一つ。シンプルな函から本を出すと、金字の幾何学的なデザインと茶色のビニールの装丁にビニールカバーが掛かった、落ち着いた一冊が現れます。本文はもちろん2段組。

古典SFの名作を、レトロなデザインの本で読むのは如何ですか?